アンモライト研究所
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アンモライト研究所/アンモライトについて
 アンモライトについて

2022 第31回東京ミネラルショー出展情報

2023 第32回東京ミネラルショー出展情報


今回、日本最大級の第32回東京ミネラルショー(池袋ショー)のアンモライト研究所ブースにお立ち寄りいただきました すべてのお客様に感謝いたします。
今回はアンモライト研究所代表である私が「開運!なんでも鑑定団」(テレビ東京)にてアンモライト原石を鑑定いたしました内容をご覧になり、アンモライトを初めて知って実際に見てみたいという方々に多数出会えたことを嬉しく思います。
ご来場いただき詳しいお話をすることができたお客様に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。
これをきっかけにアンモライトまたアンモナイト化石にさらにご興味を持たれて、古代に生息した古生物に思いを馳せていただければ幸いです。
では、また1年後の2024年12月開催予定の東京ミネラルショー(池袋ショー)で皆様とお会いできればと思います。

アンモライト研究所 所長 坂井 勝



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 アンモライトって(基礎知識編)

アンモライト
アンモライトは白亜紀(6500万年〜1億3500万年前)の後期に生息していたアンモナイトが化石化する過程で、その殻表面のアラゴナイト(真珠層を構成する物質)が何千万年の間、地中内の鉱物、圧力により影響を受け、イリデッセンス効果を発する化石宝石です。

まさに化石と宝石の両方の側面をもつ自然の造形物です。

ひとつとして同じ表情を持つことなく、見る角度によって様々な色彩が煌めいています。

世界ではじめて発見したのは、北米大陸の先住民族ブラックフットインディアンとされています。

アンモナイトの化石は世界各地で発見されていますが、宝石としての価値が認められる虹色に輝く良質のものは、地殻の成分や地圧など特殊な条件が揃ったカナダアルバータ州の7000万年の地層からのみ採掘されます。

世界のアンモナイト化石とカナダ・アルバータ州
のアンモナイト化石(アンモライト)との比較についてはブラックヒルズ地質学研究所副所長である二ール L .ラースン氏の下記の著書を参照ください。
アンモナイト化石最新図鑑「アンモナイト〜蘇る太古からの秘宝〜」

まさにアンモライトは熱と圧力の絶妙なコンビネーションが地質学上この類稀な化石宝石を作り出したといえます。よって埋蔵量に限りがあるため、その価値が非常に高いものになっています。

アンモライトはアルバータ州化石歴史遺産法によって保護されており、売買は証明が必要(売買が管理されている)です。
アンモライト
アンモライトは地表から浅いところで取れるもの(40フィート〜50フィート)は表面のアラゴナイト層が脆いためコーティングしたり、スピネルで覆ったりします。

地中の深いところで採取されたものは、表面が強く、層も厚いので、そのままジュエリーに使います。

またこのレベルのものはたいへん稀少なので高価で取引されています。

しかし、必ずしも地中の深いところのものが良質とは限らず、地殻変動で、良質のアンモライトが発掘できる地層が表層近くまで隆起している場合もあり、一概には地下何メートルのところからのものが、グレードが 高いとも言い難く、発掘鉱山のロケーションにより異なります。

アンモライトアンモナイトの化石が地中で7000万年の時を経て、自然に作り出されたものです。

アンモナイトの種は、世界中で1万種以上あると報告されていますが、その中でも、Placenticeras meeki(プラセンティセラス ミーキィ)という種のものとPlacenticeras intercalare(プラセンティセラス インターカラレ)という種のものとPlacenticeras costatum(プラセンティセラス コスタータム)という種のものがアンモライトになります。

一部アルバータ州・レスブリッジの南国境周辺のアメリカ・モンタナ州でもイリデッセンス効果を発するアンモナイト化石が発掘されます。

近年ではPlacenticeras intercalare(プラセンティセラス インターカラレ)種のアンモライトの発見が増えていますが、相対的に発掘量は減る傾向にあります。

膨大な時間をかけて生成された天然の産物であるこのアンモライトは、そういった意味で地球が偶然に生んだ非常に稀な自然の産物といえます。

宝石のほとんどが無機質鉱物ですが、真珠、琥珀、サンゴ、そしてアンモライトは有機質(生物起源)のGem Stoneです。


 アンモライトの歴史


アンモライト歴史
アンモライト歴史
アンモライトはカナディアンロッキーの山脈に沿った地域でブラックフットインディアンの人々によって発見されました。

最初は「イニスキン」あるいは「バッファローストーン」と呼ばれました。 部族がバイソン(野牛)の狩猟に出かけるとき、バッファローの皮でその石を包んでいったことから「バッファローストーン」の名がつけられたのです。

また「バッファローストーン」を持っている人には「幸運」と「強い力」が与えられるなど非常に神秘的な存在でした。

時が経ち、1908年、国立地理調査団がアルバータ州のセント・メリーズ河に沿ってアンモナイトの鉱化した化石(アンモライト)を発見しましたが、大規模な発掘は技術的にもまだ無理でした。

1977年、KORITE(コーライト社)が設立されると、この宝石は「コーライト」の名前でアメリカや日本にもたらされました。
1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)が、この天然の宝石を「アンモライト」と命名し、以後、この名が公式の名となりました。

現在、コーライト社はアンモライトの世界最大の生産者として発掘作業を続けています。

コーライト
アンモライトの世界最大の生産者として発掘作業を続けているコーライト社


 アンモライト原石の色(ビジュアル図鑑編)

アンモライトの原石は、様々な色模様を表面に作り出しています。
とくに、深紅色、緑色が多く見られますが、角度により、虹色を作るすべての色が観察されます。また、その原石が発掘される地層により、表面の模様などに特徴が表れます。

深紅色(Ruby Crimson)を中心とした色   <黄色・橙色を含む>
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色

オレンジ色(Fiery Orange)を中心とした色   <黄色・緑色を含む>
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色

琥珀色(Amber Yellow)を中心とした色   <黄緑色を含む>
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色

エメラルド色・鮮緑色(Emerald Green)を中心とした色   <青色を含む>
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色

ヒスイ色(Jade)を中心とした色   <青色を含む>
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色

鮮青色(Azure)を中心とした色   <黄緑色を含む>
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色

薄紫・藤色(Mauve)を中心にした色   <青色・緑色を含む>
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色

紫色(Violet)を中心にした色   <青色・緑色を含む>
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色

様々な色が混じったアンモライト表面
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色
アンモライト原石の色 アンモライト原石の色 アンモライト原石の色
アンモライト研究所原石標本より
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 所長 坂井勝