2023年「東京ミネラルショー」（池袋ショー）アンモライト研究所ブースの報告です。ブース場所は、3階の第2会場のイベントスペース近くです。今回の東京ミネラルショーに出展致しました当研究所では、アンモライト破片、アンモライトハイグレードナチュラルルース及び新たなアンモライト原石標本を中心に展示いたしました。

アンモライトハイグレードナチュラルルースは 、通常のスピネルキャップを使ったダブレット、トリプレットとは違いアンモライト自体に張り合わせが施されていない研磨しただけのルースです。従いましてアンモライトハイグレードナチュラルルースに使われるアンモライト素材自体は厚みのあるグレードが高いもののみです。厚みがあるゆえ研磨を施してもアンモライト自体の色が失われることなく深みのある表情を愉しむことができます。もちろんその個性溢れる虹色光彩を生かすために熟練した研磨技術が必要なことは言うまでもありません。本来はK18のネックレスなどに加工されますが、その唯一無二の美しさからコレクションケースに入れて眺めることだけを目的に購入される方も多いです。

ダブレット、トリプレット、ナチュラルルースの違いについての詳細は
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Gem Stoneとしてのアンモライト ⇒

縫合線が7000万年近く地中で壊されることなく保存されアンモライト表面に現れたアンモライトハイグレードナチュラルルースは右下の画像のように裏面まで縫合線が現れていることも多く、そのグレードの違いが裏面からも伺い知れる。

アンモナイトの縫合線について ⇒

今回紹介いたしましたアンモライト原石標本は非常に稀少なクオリティ。一つは右下のような縫合線が綺麗に保存されており、その姿は見るものを惹きつけてやまない自然の造形の素晴らしさを表現している。